アマゾンは巨大な物販企業であると同時に、広範囲のネットサービスを展開しています。
アカウント管理、あるいは物販の管理など、アマゾンが巨大なインターネットサービスを司っているのは周知の事実でしょう。
基本、物販のツールとしてアマゾンを利用する場合はこの強大なツールを利用するわけですが、このサービスがときに牙をむいてくることがあります。
それが「アカウント停止処分」です。
アマゾンのアカウント停止には段階があり、著しい規約違反が見られた場合、アカウントを完全停止、90日の間、入金が保留されてしまうことがあります。
ここではアマゾンのアカウント停止処分の種類と、復活が可能なのかという点についてまとめていきましょう。
出品停止状態とは?
一概に「出品停止」とされていても、完全に出品停止されたのか、それとも出品だけは可能なのかで、対応策が大きく異なるのです。
具体的には、「アカウント閉鎖」「アカウント停止」「アカウント審査」の3つの状況が考えられます。
それぞれについて、具体的な状況を紹介しましょう。
アカウント審査
文字通り、アカウントを「審査」している状態です。
出品者のアカウントが何か違反をしていないか、監視しています。
この監視状態は最長で30日間続き、この間、売上金を振り込んでもらうことができません。
ただし、審査状態であっても商品の取り引きをすることは可能で、この間も定例通り販売を行えます。
この審査の結果が「問題なし」と判断されれば通常通り振込みをしてもらうことも可能です。
ただ、万が一出品者に何らかの問題がある場合、下述する処分を受けなければならない可能性があります。
アカウント停止
アカウント停止は、一定期間アマゾンの商品販売を差し押さえられる処分です。
この期間は当然入金をしてもらうことができませんし、商品の売買をすることもできません。
また、どの程度の時間アカウントが停止されているのかは、犯した罪の重さに比例します。
場合によっては、しばらく解除されないこともあるので注意しましょう。
アカウント閉鎖
アマゾンがアカウント関連で行う、最も思い処罰です。
文字通りアカウントを完全に閉鎖し、復活することもできません。
また、90日の間アマゾンに留保金として売り上げの入金を縛られます。
閉鎖になった場合は二度とアマゾンで販売を行うことができず、アカウント復活も絶望的になってしまうことに気をつけましょう。
アカウント停止の原因は?
アカウント停止、もしくは閉鎖は何の警告もなく行われます。
アマゾン公式から説明があることもありますが、何の忠告もなく、一瞬でアカウント停止させられてしまう可能性すらあるのです。
その原因にはいくつか種類があるものとされています。
具体的な原因は「アマゾンの規約違反」、これ一点につきます。
ただ、どの項目で違反したのかによって処分が異なり、復活できるかどうかも違ってくるようです。
ひとつずつ紹介していきますので、もしアカウントを閉鎖された場合は、思い当たる節がないか思い返してみてくださいね。
評価の低下
厳密には規約違反ではありませんが、発送が遅延したり、あるいは商品に不備があったり、なんらかの問題があったりすると、出品者評価が著しく低下してしまうことがあるのです。
「非常に悪い」が多数ついたりすると、アマゾンが腰を動かし、アカウントの精査に入ります。
そして、クレームの内容が正統だと認められた場合、そのままアカウントの削除に至ってしまうのです。
このように、評価の低下はそのままアカウントの停止に繋がってしまう恐れがあります。
普段から、お客様の満足度、評価を意識して商品の販売を行いましょう。
カスタマーレビューの操作
商品購入者のレビューを意図的に高評価にしていることがバレると、あっというまにアカウント停止の処置を受けてしまいます。
お金を支払って高評価レビューを依頼したり、ショップの評価依頼に特典をつけたり、そうした行為がアカウント停止に繋がってしまいがちです。
禁止物の販売
アマゾンでは様々な商品が売りにだされていますが、規約で禁止されている商品もいくつかあります。
薬物、銃、長い刃物といった法律に触れるものはその典型です。
また、児童ポルノに該当するものも禁止物に該当します。
アマゾンはアメリカの会社なので、場合によっては幼い少女がきわどい格好をしているフィギュアなども禁止物として扱われてしまうことがあるようです。
それに加えて、偽物の商品も禁止商品です。
お客様からクレームがあった場合、アマゾンが「偽物」として取り扱います。
アカウントの多重運営
アマゾンにおいて、1人に対してひとつのアカウントの運営しか許されていません。
つまり、複数のアカウントを1人で運営している場合、アマゾンから一斉に閉鎖の告知がきます。
また、閉鎖されたアカウントと同様の人物が運営しているアカウントである場合も、閉鎖されてしまうようです。
アマゾンがその気になれば、アカウントのIP情報、住所等、しっかりと確認することができます。
もしアカウント閉鎖の経験があるのなら、弁明なしでアカウント作成をするのはやめておきましょう。
アカウントが停止されたらどうする? 復活はできるの?
結論からいいますと、「閉鎖」でなければまだ復活できる可能性があります。
閉鎖の場合ですと、お客様の著しい勘違いや、アマゾンの手違いでもない限り、復活は不可能です。
しかし別のアカウントを作る裏技は存在します。
実は僕もアカウント閉鎖して、別アカウントで運営しています。
「アカウント停止」であれば、まずはアマゾンのほうに停止理由のお伺いを立て、今後の改善案を紹介しましょう。
○○の点で当ストアは改善を目指していきますので、再度お取り引きのほうをさせていただきたいと思っています、申し訳ございませんでした。
このように、謝罪と改善案を提示し、アマゾンの機嫌を伺うしかありません。
あとはアマゾンが許してくれることを祈りましょう。
「審査」の場合は、悪いことをしなければ自然と解除されるので、いつも以上に接客・梱包に気をつけるといいでしょう。
まとめ
アマゾンの最大級のペナルティである、アカウントの停止、閉鎖についてまとめました。
急にアカウントにアクセスできなくなると恐ろしくなるかもしれませんが、対処法さえ誤らなければ復活の可能性は十分にあります。
ただ、アカウント「閉鎖」の場合は多くの場合で復活は絶望的です。
裏技で別アカウントを作る方法はありますが、
自分の置かれた処分がどのようなものなのか把握し、次の行動に移りたいところですね。
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