せどりは、基本的に安い商品をネットで平均中古価格で販売することによって成り立ちます。
そう考えると、ジャンク品以上に安いものはないでしょう。
ただ、通常は「ジャンク品」と聞くとあたかも動かない、
あるいはどうしようもないほど壊れてしまった商品をイメージする人が多いと思います。
しかし、ジャンク品の中には中古品と同じく完全に動くものがあるのです。
そういった商品を仕入れ、安く売るのがいわゆるジャンク品せどりです。
ここでは、ジャンク品せどりを行う際の仕入れ先、および仕入れの方法についてまとめていきたいと思います。
・ジャンク品せどりの仕入れ先は?
ジャンク品でせどりを行うためには、まずはジャンク品を販売している場所を探さなければなりません。
加えて、「動く」ものを販売しなければお客さんにクレームをつけられてしまいます。
ですから、出来る限り動作確認をしている場所を選びたいところです。
すると、ジャンク品せどりを行ううえでの条件がいくつか見えています。
まずはじめに、動作確認を行っているという点。
次に、ジャンク品を通常よりも安い価格で販売しているという点。
では、これらの2点を満たした場所は、一体どういった場所が考えられるでしょうか。
1. ハードオフ
最も有名なジャンク品せどりの仕入れ先といえば、この店舗でしょう。
全国展開している有名ショップで、本、CD、DVDなど、雑多な商品を多数取り揃えています。
中でも注目したいのは、ジャンク品を幅広く取り揃えているという点でしょう。
この店舗におけるジャンク品は、
「1.動作確認をしたけれど動かないもの」
「2. 動作確認をしていないもの」
「3. 動作確認をしたけれど動作の保証ができないもの」
「4. 中古棚に入りきらないのでジャンク品として売っているもの」の4種類です。
せどり目線で考えると、狙いたいのは「1」以外のものでしょう。
例外的に修理技術を持っている人は1を購入してもいいかもしれませんが、
精密機械を修理できる人はそうそういないと思うので、狙うのは基本的に2~4の商品です。
中でも狙いたいのは、4番の商品でしょう。
この商品は完動品なので、市場にも中古品として出すことができます。
ただ、購入の際には商品の注意書きを見てください。
店員のコメントで色々と書いてあるはずなので、必ずそれを読んでから購入しましょう。
なお、例えば動作確認がしてある商品でも、家に帰って自分でも動作確認をしたいところです。
万が一動作確認を怠ってクレームに繋がってしまうと、最悪の場合大きな損をすることになってしまいます。
2. メルカリ・ラクマ
メルカリやラクマは、一般人が動作確認をし、一般人が値段をつけているフリーマーケットアプリです。
ここにおける「ジャンク品」も、せどりのための仕入れ先として有用でしょう。
ただ、一般人の主観における「ジャンク」なので、人によってそれぞれ価値観が異なることに気をつけたいところです。
というのも、人によっては「全く動かず、どうしようもない商品」をジャンクといったり、「まだ動くけれど見た目がひどく傷ついている商品」をジャンクといったり、「単なる中古品」をジャンクといったりするからです。
他にも専門知識がないから、トラブルを避けるため「ノークレームノーリターン」の言い訳のためにジャンク品扱いにしている場合もあります。
なので専門知識をつけてジャンク品を治して販売するビジネスもかなり利益が出ます。
せどりという目線で見ると、表面の傷や汚れがひどい商品であれば、クリーニングして中古品として扱うことができます。
また、ジャンク扱いの中古品も狙い目でしょう。
3. ヤフオク
日本最大級のオークションサイトです。
基本的には上述したメルカリ、ラクマと同様ですが、
人気の高い商品は同時にせどり目的の人がギリギリまで価格を釣り上げたりする可能性があります。
一見安く見える商品であっても、きちんと市場価格をリサーチし、
現在の中古価格より少し安くても利益がでる商品を仕入れるようにしましょう。
熱くなって競り落としても、最悪の場合送料で赤字になってしまう可能性もあるからです。
・ジャンク品の仕入れ方法は?
ジャンク品を仕入れる方法は基本的に普通にせどりをする方法と同じです。
ただし、参考にする市場価格と、購入する際の注意点に少々相違があります。
まず市場価格のチェック方法ですが、「中古品よりも少し安い価格」を目安の利益価格にしましょう。
というのも、通常通り中古品、あるいは新品の値段を参考価格にしてしまうと、思った以上に売れないからです。
特に家電商品など、安くない買い物になるとき、多くの人は「中古品」に高い警戒心を持ってしまいます。
よって、そういった警戒心があったとしても売れる程度の利益計算を行いましょう。
加えて、現品の確認方法も重要です。
特に、ヤフオク、メルカリ、ラクマといったインターネット上で取引が完結するような仕入れの場合は、現品の状態に最新鋭の注意を払いましょう。
というのも、前述したように壊れていたとしても原則として返品することができないからです。
「ノークレームノーリターン」は中古品の決まり文句ですが、写真で現品の状態を確認しましょう。
最悪の場合、送料と商品代金を支払って、全く意味の無い家電ゴミを仕入れてしまうハメにもなりかねません。
写真のない商品を落札するのは極力控え、加えて、写真があったとしても、出品者のコメントはよく読むようにしましょう。
わかりやすく「壊れてて動かない」と書いていればいいかもしれませんが、悪質な出品者は壊れていることを隠していることもあるからです。
もし不安なら、コメント欄などから商品の状態を確認することも必要だと思います。
もちろん、ハードオフ等で仕入れる際にも気をつけましょう。
商品の状態を見ることはもちろん、店員のコメントを見ることも大切です。
まとめ
ジャンク品せどりは、安く買って高く売る、というせどりで儲けるための基礎を忠実にこなす方法です。
ただし、ジャンク品だけにクレームのリスクや、
全く動かない廃棄品を手にするリスクも無視できるものではありません。
上述した方法できちんと商品の状態を確認し、そのうえで損得計算をしたうえで仕入れるように心がけましょう。
いくら安くてたくさん利益が出そうだからといって安易に飛びつくと、損をしてしまいかねないのです。
この他にジャンクを仕入れて修理して販売するせどりについても記事を書いていきますね!
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