メルカリは転売や物販のためのツールとしてとても便利なものです。
その利便性はすでに日本全国に広まっており、多くの人がメルカリを利用していると思います。
しかしながら、メルカリは取り扱い説明書と呼べるものがあまり親切だとはいえないのが特徴です。
特にキャンセルに関する事項はメルカリ公式を見てもいまいちわかりづらく、
そのせいで「どうキャンセルしたらいいのかわからない」という方も多くいます。
そこでここでは、メルカリにおけるキャンセルの方法とそのペナルティについて、わかりやすく紹介していきましょう。
メルカリのキャンセル方法、購入者の場合
間違えて商品を押してしまった、購入したあとにもっと安い商品を見つけてしまった、再販の情報を見つけてしまった……
など、購入者として商品を購入したけれど、その商品が「ほしくなくなった」ということは少なからずあると思います。
その場合は、「購入者側の自己都合」で取引をキャンセルすることになるようです。
方法は、取引がどこまで進んでいるのかにわけて3通りあります。
1. 商品代金を振り込んでいない場合
商品代金をまだ振り込んでいない場合は、商品代金を振り込まないことでキャンセルすることが可能です。
出品者との取引画面に移行し、その最下部にある「この取引をキャンセルする」ボタンを押しましょう。
すると理由を聞かれるので、可能な限り詳細に答えてください。
これで商品のキャンセル申請が完了したので、あとは出品者がキャンセルを承認してくれればキャンセルは完了します。
ちなみに、「取引をキャンセルする」ボタンはweb版の実装が遅れているようなので、もしweb版のみを利用しているのならば事務局に問い合わせましょう。
2. 商品代金を振り込んだけれど、まだ発送されていない場合
こちらも上と同様の方法でキャンセルをすることができます。
ただし、この場合はメッセージ等で相手に発送をしないよう伝えておかないとトラブルに発展することがあるので気を付けてください。
なお、もし商品代金を振り込んでしまったという場合は、「売上金として」返金されます。
ポイントはポイントで返金されるので、キャンセルが完了した後は間違いなく返金されたか確認しましょう。
3. 商品が到着したけれど、取引をキャンセルしたい場合
商品が到着した後に取引をキャンセルしたい場合は、出品者との交渉が必須です。
というのも、出品者はすでに送料を支払っているので、送料の扱いをどのようにするのか、またなぜ取引をキャンセルしたいのか、といった理由が挙げられるでしょう。
例えば、「購入したのに商品そのものがない」「著しく傷ついている」「動かない」といった理由であれば出品者が悪いので問題なく取引をキャンセルできると思いますが、「値下がりした」「いらなくなった」という理由で、出品者を納得させることはなかなかできないからです。
もし出品者とうまく合意がつかないのであれば、メルカリ事務局に問い合わせをしましょう。
問い合わせの場所はメニューの下部、「お問い合わせ」です。
そこから「トラブルがあった」の欄をタップし、順番を踏んだうえで事務局の判断を仰ぎましょう。
メルカリのキャンセル方法、出品者の場合
出品者の立場でキャンセルしたい場合も、基本的には購入者とはそう変わりません。
ただ、出品者が取引をキャンセルするのにはそれなりの理由が必要なので、自分なりの理由を用意しておきましょう。
1. 商品代金が振り込まれない、振り込む前にキャンセルしたい場合
商品代金が振り込まれていない場合は、そのまま時間を置くことで取引をキャンセルできます。
購入者のときと同じようにキャンセルのリクエストを送り、そのままキャンセルしましょう。
振り込む前にキャンセルしたい場合は、購入者に不可抗力で商品の発送が困難になったことを伝え、取引をキャンセルしてもらってください。
2. 商品代金が振り込まれている場合
この場合でも、出品者にキャンセルのリクエストを送ることで取引をキャンセルすることが可能です。
ただ、商品代金を振り込んでいるということは購入者の側には購入の意思があるということで、この段階でキャンセルするのはしっかりとした理由がなければいけません。
もしどうしてもキャンセルしたいけれど、相手のほうもどうしてもキャンセルしたくない、とお互いの意見が平行線の場合は、メルカリ事務局に問い合わせるのがベストです。
3. 商品の発送を行った後
基本的に、ここまでくると出品者側でのキャンセルは難しいでしょう。
いくらキャンセルしたいと伝えても、相手側がそれに応じるとは思えないからです。
メルカリの仕様上、ここで相手が評価をしてしまえばそれで取引は完了します。
もしどうしてもキャンセルしたい場合は、何か重篤な理由を相手方に説明する必要があるでしょう。
キャンセルにペナルティはつくの? 評価は?
基本的にメルカリのキャンセルはその取引自体を完全に「なかったこと」にするため、ペナルティはつきません。
それに加えて、評価も全くつきません。
ただし、悪質な場合はメルカリ事務局からペナルティを課せられる可能性があります。
連続で購入をキャンセルしたりすると、「悪戯で購入している」と判断されてしまいますし、逆に出品者側がキャンセルを続けていると、「規約違反」であるとされるからです。
具体的なペナルティはメルカリへのアクセス制限、利用制限などが挙げられます。
最も重い処遇ですと、出品および購入の停止の可能性もあるようです。
前述したように物販ビジネスにおいてメルカリは大変便利なツールなので、
アカウント凍結でそれを失わないように気を付けましょう。
まとめ
メルカリで取引をキャンセルするためには、両者の合意が必要です。
購入者と出品者の合意なしではいずれの立場でも取引のキャンセルをすることができないため、うまく相手を合意させられるような言い訳を考えておきましょう。
もし両者の言い分が一切かみ合わない場合は、運営の判断で取引のキャンセルをすることも可能です。
ただし、運営の判断で取引を停止すると、後々メルカリ運営に目をつけられる可能性もあるので、気軽に運営に問い合わせないよう、気を付けたいところですね。
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