【完全版】無在庫転売のメリットデメリットを徹底解説。

no-inventory-resale-merit-disadvantage1 物販

インターネットが全盛の現代、儲け話はそれこそ、そこら中に転がっています。

 

しかしながら、これら儲け話は共通してひとつの問題を抱えているのです。

 

それは、初期投資がいくらかかかるという点でしょう。

 

どんな物販を行うにしても、インターネットビジネスには必ずといっていいほど初期投資が必要です。

 

もちろん、どの程度の規模でビジネスをするかにもよりますが、場合によっては決して安くない投資をすることになります。

 

しかしながら、「初期投資0で行うことができるビジネス」があることはあまり知られていません。

 

それが「無在庫転売」です。

 

ここでは、無在庫転売、あるいはドロップシッピングのメリットとデメリットについてまとめていきたいと思います。

 

無在庫転売のメリット。リスクを最小限に抑えられます

 

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無在庫転売は、呼んで字のごとく、在庫を抱える必要がありません。

 

本来転売を行うためには、商品の物価を調べ、売れるかどうかを確認し、そして仕入れなければなりません。

 

しかし、無在庫転売ではこの手順を踏む必要がないのです。

 

商品を仕入れないままに出品し、それが売れたら商品を実際に仕入れ、購入するだけで構いません。

 

つまり無在庫転売のメリットは、「在庫を持たなくてもよい」ということに起因するものといえるでしょう。

 

以下に、その具体的なメリットについてまとめていきたいと思います。

 

1. お金がかからない

 

無在庫転売の、最も大きなメリットともいえるでしょう。

 

在庫を持つ必要がないので投資するお金がいりません。

 

初期投資もいらないので、気軽に始められるという点も副次的なメリットといえます。

 

それに伴って、次に商品を仕入れる資金も必要なくなるという点も魅力的です。

 

通常の物販の場合、万が一商品が売れなかった場合は赤字となり、仕入れるための資金が止まってしまいます。

 

しかし、無在庫転売であればそういったリスクを抑えることができるのです。

 

2. 商品を置いておくスペースがいらない

 

大型の商品を販売する場合や、大々的に販売事業を行う場合、困るのが保管場所です。

 

大きな倉庫を持っている場合ならまだしも、アパートなどに住んでいる場合は適切な環境で保管するのは難しいものだと思います。

 

そのためにアマゾンのFBAなどがありますが、もちろんこれには利用料金がかかるのです。

 

その点、無在庫転売は売れるまで商品を置いておく必要がないので、自宅のスペースは一切使いません。

 

つまり、これも大きなメリットのひとつだといえるでしょう。

 

3. 仕入れで悩む必要がない

 

仕入れで悩む必要がない点も大きなメリットです。

 

これまでの傾向から値上がりする商品を予想することはできないことはありませんが、その予測も絶対ではありません。

 

一方無在庫転売では、機械的に売れたものを購入するだけでいいのが大きなメリットです。

 

無在庫転売のデメリットは?

 

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メリットだけを見ると、無在庫転売は一切のリスクがないように見えます。

 

しかし、在庫を抱えないという特性からこそのデメリットも存在しているのです。

 

以下では、そんな無在庫転売のデメリットについてまとめていきたいと思います。

 

1. ユーザーに商品を届けるのが遅くなる

 

無在庫転売ですと、注文を受けてから商品を仕入れるのですが、このタイムラグが致命的に大きくなる可能性があります。

 

特に海外製品ですと届けるのが遅くなってしまい、各種レビューで悪評をつけられてしまう可能性があるのです。

 

もちろん、ストアに商品の到着が遅くなる旨を書いておけば悪評がつくのは回避できますが、お客さんのリピート率が大幅に減少してしまう可能性があります。

 

2. 仕入れ額の変動の可能性がある

 

無在庫転売で扱う商品は色々なものがありますが、中には価格の変遷が激しいものがあるのも事実です。

 

そうした商品を販売していると、本来利益の出るはずの商品が大きく値上がりしてしまう可能性があります。

 

もし売れた時点で値上がりしてしまうと、どんな対応をするにしても出品側にはデメリットしかありません。

 

そのまま仕入れれば当然赤字になってしまって物販を続けるのができなくなってしまいますし、逆に出品をキャンセルすると、リピート率は壊滅的になってしまうでしょう。

 

よって、商品の仕入れ額を逐一チェックする必要があります。

 

価格改定は通常の転売でも重要ですが、無在庫転売ではこと「その商品が今どんな値段で売られているのか」という点が重要なのです。

 

3. 売る場所によっては規制を受けることになる

 

前述した通り、無在庫転売は大変リスクの少ない販売方法です。

 

しかし、もしすべてのユーザーが無在庫転売を行ってしまうと、商品の到着の遅さが浮き彫りになってしまいます。

 

そこで、大手通販サイト、あるいはフリマサイトは、無在庫転売を規制していることがあるのです。

 

例えば「Amazon」において無在庫転売は禁止ですし、メルカリにおいても無在庫転売は禁止されています。

 

もしこの規約を破ってしまうと、規模によっては二度と取引ができなくなる「凍結」措置が取られる可能性があるのです。

 

4. 赤字に気が付かない可能性がある

 

前述した通り、無在庫転売では現在の相場を考えておかなければなりません。

 

もし全く相場を考えずに商品の販売を行い続けていると、特にクレジットカードでは赤字になってしまう可能性があります。

 

赤字になっていることに気が付いているのならまだしも、もし気が付いてなければ最悪、カード破産になってしまケースすらあるでしょう。

 

通常通り在庫を抱えている場合でももちろん赤字になる可能性はありますが、破産まで行くことはほぼない点を考えると、これは無在庫転売特有のデメリットだといえるでしょう。

 

まとめ

 

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無在庫転売には在庫を抱えないゆえのメリットがありますが、商品の相場に絶対はないということを理解しておかなければなりません。

 

相場が不安定なことを克服した「ドロップシッピング」という販売方法もありますが、この方法で稼ぐ場合はサイト作りやSEO対策を重視しなければならず、また別の方向に努力がいります。

 

このように、無在庫転売は決して完全無欠な販売方法ではありません。

 

そのメリットデメリットを正しく理解して、適切に利用していきたいところですね。

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