自己投資、という言葉があります。
これはビジネスに限らず、様々な場所で用いられる言葉です。
具体的には、「後々のため、自分のためにお金をかける」ということが自己投資に該当します。
外見が重要な要素をなす職業の女性が整形を行ったり、新しい服を買ったりするのもひとつの自己投資といえるでしょう。
では、ビジネスにおける「自己投資」とはどのようなものを示すのでしょうか。
ここでは、特にインターネットビジネスで成功するための自己投資についてまとめていきたいと思います。
ビジネスにおける「自己投資」とは?
ビジネスにおける自己投資は、大きくわけると、3つのものを整えることに使われるのが普通です。
それぞれ詳しく解説していきましょう。
知識を蓄え、環境を整える
例えば、物販ビジネスをしようと思い立ったとしましょう。
しかし、何の知識もなしに物販ビジネスをはじめても、全くもうからないどころか、赤字が出てしまうことすらあると思います。
特にたくさん儲けようと思うと、情報を後追いするのではなく、自分から情報を素早くキャッチする必要があるのです。
そんなときに役立つのが、「知識」を整えるための自己投資でしょう。
教材、講座などがこれに該当します。
また、知識があったとしても、環境がなければビジネスをはじめることはできません。
物販であれば、インターネットに接続できるツールや、販売経路を探すことが自己投資だといえます。
仕事を効率化し、さらに儲けを出す
あらゆるビジネスに共通することですが、たくさんやればやるほど、たくさん儲けが出るのは自明の理です。
こと、物販に関しては、時間をかければかけるだけ、しっかりと儲けが出るようになるでしょう。
しかしながら、すべてを自分で行うのは限界があります。
いくら自分の作業速度がはやくとも、自分の腕は2本しかありませんし、指は10本しかないからです。
そこで、作業環境を整えることによって、よりたくさんの仕事をこなせるようにしましょう。
処理速度のはやいパソコンを購入したり、商品登録を効率的に行ってくれる有料ツールや、値段調整をしてくれるアプリ、相場よりも安い商品を自動的に購入してくれるツールなどがこれに該当するでしょう。
特に副業で物販を行おうとしている方は、効率化をすることがそのまま儲けに繋がります。
作業を人に任せる
いくらツールを使っても、どうしても人に頼らなければならない場所は出てきます。
ひとつひとつは大した作業ではありませんが、物販ビジネスであれば、取引の件数が増えるにつれ、その数は膨大になってくるでしょう。
そこで、その作業をある程度人に任せることで、さらに作業を効率化することが可能です。
投資の金額によっては、作業をすべて人に任せ、半自動的に収入が増えるようにすることもできます。
ただ、その分純利益は減ってしまうので、きちんと利益を計算したうえで人に仕事を委託するようにしましょう。
自己投資はどうやってすべき? どの程度が理想?
「自己投資」という言葉は、とても耳触りのよい言葉です。
あたかも、使えば使っただけ自分の能力があがり、目標に近づけるように見えるからです。
しかしながら、実際の投資と同じく、自己投資は必ずしも結果が出るわけではありません。
むしろ、自己投資にお金をかけすぎると、そのせいで利益が減ってしまうことすらあるのです。
では、どのようにすれば利益を減らさず、効率的に自己投資を行うことができるのでしょうか。
結論からいうと、自己投資を行う際には、今もっとも自分が必要とする物事に投資をしましょう。
例えば、一切の土台がない場所からビジネスをはじめるのならば、土台作りのために自己投資を行うのがベストです。
物販の例であれば、売れる商品をかぎつける知識をつけるために教材を購入したり、コンサルを受けたりしましょう。
また、この段階では最も道具が必要になってくることもあるので、それも自己投資として購入したいところです。
次に、ある程度ビジネスの基礎を掴んだら、「環境に対する自己投資」を行いたいところです。
例えば、月10万円売り上げることを目標にし、物販ビジネスをはじめたとしましょう。
そしてしっかりと知識をつけ、基礎的なツールを購入し、月5万円を売り上げたとします。
しかしながら、そのままでは、おそらく次の月、また次の月も、5万円ないしはその前後の売り上げが続くだけでしょう。
なぜなら、物販ビジネスの世界においては、基礎的な部分を抑えており、冒険をしないのであれば、時間を使わない限り、それ以上利益があがることはないからです。
そこで、ビジネスを効率化するためのツール等に自己投資を行ういましょう。
効率的に仕事をこなすことで、前述した例でも2倍の利益をあげることもできるようなるのです。
しかし、ツールによる効率的なビジネスにはやはり限界があります。
いくら効率よくこなしても、売り上げが頭打ちになってしまうこともあるでしょう。
ビジネスを続けるうち、「もっと人手があれば」と感じるようになるかもしれません。
そんなときは、他人を雇う方法で自己投資を行いましょう。
雇う方法はなんでも構いません。
クラウドワーク式であれ、信頼できる友人に報酬を支払うのであれ、方法はいくらでもあります。
人を雇っても利益が出せるようになってきたら、あとは際限なくビジネスを広げることが可能です。
ただし、人に業務を分散すればするほど、どこかで破綻するリスクが大きくなります。
いくらたくさん稼げるからといって、ビジネスの手をリスク管理をせずに広げすぎないように注意しましょう。
まとめ
自己投資は、段階を踏んで行うことが大変重要です。
いきなり最高の環境でビジネスをはじめようとしても、土台となる知識や経験がなければ、稼ぐことはできません。
特に個人で行うビジネスでは、自分の判断がすべてを決めますから、土台に対する自己投資はしっかりと行いましょう。
ただ、ビジネスの分野によっては有料ツールや人手を雇わなくとも、十分すぎるほどの利益を出すこともできるかもしれません。
その場合は、自分の目指す場所に応じて自己投資を行うようにしましょう。
どんな形にせよ、ビジネスにおいて自己投資はほぼ必須です。
お金を払ったり、時間を遣ったりすることはひとつのリスクにはなりますが、リスクを犯さなければリターンがないのはこの世の常だといえます。
それを意識したうえで、うまく自己投資と付き合っていきたいところですね。
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