時は金なりという言葉は、世界的に有名な格言です。
多くの人が一度は聞いたことがある言葉だと思いますが、社会人として生活していると、この言葉は正確には誤りであることがわかります。
というのも、時間はお金よりもずっと大切なものだからです。
確かに、人間は時間を消費することでお金に換えることができます。
しかし、時間をお金に換えることはできません。
何百億の資産を持っていたとしても、時間はすべての人に対して平等に流れるのです。
いくらお金を持っていたしても、人は1日で24時間以上の時間を過ごすことはできません。
よって、時間はお金と等価ではなく、もっと大切で、重要なものだといえるでしょう。
ここでは、そんな時間を節約する方法についてまとめていきたいと思います。
時間節約術紹介。本当に「時間がない」のか思い出してみましょう
「時間がない」という言葉が常套句になってしまっている人は多いと思います。
食事・睡眠・お風呂・仕事など、人間の生活には確かにどんなに削っても削れない時間があるのは事実です。
しかしながら、本当に「時間が足りない」のでしょうか。
それを確認するため、まずは自分の生活を振り返ってみましょう。
生活と仕事を付箋に書き出してみる
最近で最も忙しかったと感じた日を振り返り、その日に行ったことを振り返ってください。
所要時間と、何をしたのかということを付箋に書き出して、ノートに貼りましょう。
次に、一週間のうちで週に数回だけ行うことと、それに要する時間を同じように書き出してください。
例えば、ジムに行って運動したり、友達と飲み会に行ったりする時間があれば、それを書きましょう。
同様に、1ヵ月に数度しか行わないイベントを書き出してください。
町内会議、役員会、定例会議などがこれに該当します。
仕事を分類し、任せられるものは任せる
以上のものを書き出したら、その仕事を分類しましょう。
「自分でなければできないこと」と、「自分以外でもできること」です。
例えば、お風呂やジムなどは、自分以外代理でしてもらうことはできません。
一方、仕事における作業系の仕事は代理で行ってもらうことができます。
例えば、記帳作業やメールの返信作業といったものは誰かに任せることができる時間です。
ものによっては、自動化をすることができるものもあるでしょう。
「自分以外の誰か」が行うことのできるものは、有償・無償問わず、自分以外の誰かに任せてしまいましょう。
もちろん、それによって人間関係などに支障が出てしまったり、問題が発生するようならその限りではありません。
あくまで、自分が行っている無駄な仕事をカットするのが目的です。
手元に残った習慣、仕事を整理する
前述したような形で分担できる仕事を削ったら、あとは自分が進んで行っている習慣と仕事が残ると思います。
それらを、「本当に必要なのか」熟考したうえで整理しましょう。
特に、ジムに行ったりテレビを見たり、ゲームをしたりする娯楽の時間は確かに大切な時間ではありますが、それほどまでに時間をかけてもよいものなのか、という点を考えてください。
例えば、一日30分必ずテレビを見ているのであれば、一週間210分、つまり3時間半、単純計算で一カ月30時間分の損をしています。
もちろんこれほど単純に計算できるものではないかもしれませんが、その時間が自分の心のため、あるいは自分が情報を得るために本当に必要なのか考えましょう。
こうして整理して残ったことが、自分にとって絶対に必要なことです。
あとは、ここで残ったタスクを、いかに効率的に行うのか、という点が時間節約術の重点になります。
時間を節約するために。効率的な仕事のこなしかた
時間を節約するために最も重要なことは、「絶対に集中する時間」を作ることです。
例えば、どうしても自宅で作らなければならない書類があったとします。
この書類を作るための時間を、25分に設定して行ってください。
たったの25分と思うかもしれませんが、人間が最高に集中するための時間は、せいぜい25分が限界なのです。
よって、何がなんでもその時間は書類の作成に集中しましょう。
スマートフォンを見てはいけませんし、ネットサーフ、テレビの番組を見るのも禁止です。
25分だけは、目の前に作業に集中しましょう。
そして、タイマーで25分が経過したら、ひとまずその作業は終了してください。
5分だけ休憩したら、次の作業をはじめるか、もう一度書類作成に取り掛かりましょう。
こうした時間の管理は、インターネットなどで公開されているツールを使うのも効果的です。
たくさんツールがあると、ついついいろいろなものを使ってしまいたくなるかもしれませんが、時間管理ツールはひとつのものに一本化しましょう。
色々なものを使ってしまうと、今度はその管理と使用に時間が奪われてしまうからです。
自分の絶対欲しい機能を思い浮かべ、それが搭載されているツールをひとつ選択し、使うのがベストでしょう。
最後に、最も大切なことは、スケジュールが無理だと感じたら柔軟にスケジュールを変更するということです。
特に、スケジュール管理をはじめたてのときは、どうしても集中しきれないことが多々あります。
ですから、「無理」であることを恥や自分の頑張り不足と思わず、スケジュールの難易度が高すぎたと考え、柔軟に変更していきましょう。
もちろん、逆に集中してみると案外時間が余ったという場合は、スケジュールを切り詰めてみるのもひとつの手です。
いずれにしても、スケジュール変更を柔軟にすることで、理想のスケジュールを作ることができるでしょう。
まとめ
上述したように、しっかりと仕事を分類すれば、時間というものはなんとかひねりだせるものです。
特に副業で物販を行おうと考えている場合、「物販にかけられる時間」がそのままお金に代わります。
もちろん、すでに副業で行っている物事を自動化し、余暇の時間を作り出すのもひとつの手でしょう。
重ねてになりますが、時間は誰にでも平等に与えられています。
ただし、それをうまく使えるか、それとも無駄に浪費するかは人それぞれです。
時間はお金以上に大切なものだということを意識して、うまく毎日のスケジュールを作っていきたいところですね。
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